佐波理おりん工房見学

Orin Chime Forge

唯一無二の音を追求する南條工房

創業190年余りの歴史の中で追及した、音色

「リーン、、」  濁りのない透き通った音色を奏でる、おりん

南條工房はおりんや、神社仏閣や家庭で使するの鳴る神具(祇園祭の囃鉦や雅楽の鉦など)を専に製造してきた国内で数少ない鳴物神仏具の房です。

 

製造する仏具には「佐波理(さはり)」と言われる銅に錫(すず)を混ぜた青銅の一種を使用しています。

佐波理(さはり)」は古くは正倉院宝物にも用いられた素材です。叩くと美しい音色を発するため「響銅」とも呼ばれていたのです。

 

佐波理(さはり)」の⾳⾊の良さを最限に引き出すために、南條工房は創業190年の歴史の中で研究を重ね独の配合率をみ出しました。

実際の音色をぜひご視聴ください:https://youtu.be/YflZxO1PW8Q

伝統と独自性の融合

当工房では独自配合の「佐波理(さはり)」を、薪を使用した伝統的な手法「焼型鋳造」を用いて鋳造しています。

「焼型鋳造」では1つ1つ手作りで作った土の鋳型を窯にれ、薪を焚いて焼き上げてから、度適温まで冷まし、そこに溶かした佐波理を流し込みます。

灼熱の中で行う1つ1つの作業は温度や全工程のタイミングが職人の経験と勘が頼りです。

手間を掛けて伝統的な手法を守るのは、佐波理の鋳造には、昔ながらの薪を使った「焼型鋳造法」が番適しているとされてきたから。

人々の心の奥深くに響く音色を届けたい、唯一無二の音色づくりにプライドと信念をもった工房です。

「日常づかいのおりん”LinNe”」

昔から佐波理の⾳⾊には、魔を払い場を清めるがあると信じられてきました。現在では、魔などの不確かな存在を信じる習慣は薄れてきましたが
澄み渡ったおりんの音色で煩悩や雑念を払い、空間を清め、集中したい何かに向かうために使用するのも新しいおりんの使い方として広まりつつあります。

もっとおりんの音色を身近に感じてほしい、新たなおりんの使い方を提案したいと南條工房が作り上げたのが
従来のおりんと同じ素材・製法で作った小さいおりん、「LinNe」シリーズです。当体験では、この「LinNe」のシリーズのミニおりん、LinNe Chibiをプレゼントいたします。

佐渡理おりん工房見学サービズプラン

佐波理おりん鋳造見学 4時間  64,000円(税込)/グループ

190年余り、神仏具やお祭りで使われる独特の澄んだ音色のおりんを手作業で製造しつづけてきた工房を訪問。
スズと銅の合金(佐波理)を鋳造する一部始終を見学し、おりんの生まれる瞬間に立ち会います。従来のおりんと同じ素材・製法で作った小さいおりん、LinNe Chibiをプレゼントいたします。
他の皆様もご希望の場合は、体験地で購入可能です。

※開催場所:南條工房(ホテルより1.5時間)
※最小催行人数:1グループ
※月に2回の催行です。詳しくはお問い合わせください。