Japanese Sword Experience

刀鍛冶体験

刀鍛冶工房にて日本刀をつくる

日本の文化における日本刀

古来より日本刀は武器であると同時に、日本人の精神を象徴する役割を担ってきました。
日本刀を御神体とする神社も国内に多数あり、また、武士だけでなく、庶民の多くも保持していた日本刀は、生活の節目にしばしば登場しました。
今日でも亡くなった人の胸の上に刀を置く風習がありますが、これは「気が枯れた」肉体に邪気を寄せ付けないためと言われており、同様に新生児を悪霊から守るためにも、日本刀が置かれました。戦闘機に乗る軍人も、それが自らを護ってくれることを期待し、日本刀を携帯したと言います。
戦後、美術品として以外の所持が禁止され、多くの日本刀が回収され、私たちが目にする機会は減ってしまいましたが、昔の人々の日本刀への接し方や残っている風習の中に、日本人の精神の象徴としての日本刀を見ることが出来ます。

日本刀をつくる工程

【工程①】鍛錬

原料の玉鋼を大鎚で叩き何度も折り返し鍛え上げ、硬軟の鉄を組み合わせ伸ばしていきます。この工程は向こう鎚と共に作業を行います。向こう鎚は刀匠の合図に合わせて叩いていきますが、合図に従って打つことを「相槌(あいづち)を打つ」といいます。相手の話に合わせて何か反応を見せる「相槌を打つ」という言葉はここからきています。向こう槌は鋼の状況を見て強く打つか軽く打つか見極めなければならず、刀工としてかなりの修行が必要なため腕の立つ弟子が勤めます。

【工程②】火造

伸ばした鉄を手鎚で刀の形に整えていきます。日本刀は、棟、鎬筋、刃先の3つの線によって美しい姿が構成されています。刀匠はこれらの線を定規を使わずフリーハンドで打ち出していきます。また焼き入れを行った際に、自然に反りがつくので、仕上がり時の反りを考えてその差分の反りをあらかじめ付けておきます。

【工程③】土取

「焼き刃土」といわれる刀鍛冶が独自に配合した粘土を刀に塗ります。この際の土の塗り方が刃文となります。焼刃土は、耐久性のある粘土を主成分とし、そこに木炭や砥石の粉などを入れて水を加えて練り合わせた物で、焼き入れの際に剥がれ落ちないようにするため、粘りがあります。これを焼き入れ前の刀身に塗ることで、刀身を熱したあとで「舟」(水またはぬるま湯を張った水槽のような物)の中に入れた際に、急速な冷却を促して刀身(刃先)を硬化させると共に、刃文をコントロールすることが可能になります。焼刃土の配合比率は目指す出来栄えや焼き入れ時の環境を考慮して、刀匠がそれぞれ独自に調合しています。

【工程④】焼入れ・焼戻し

750~800°Cに熱した刀全体を水に入れて急冷させ、材料を固くし、強度を上げます。

土取で塗った粘土の薄い部分は鋼が硬く変化し、粘土の厚い部分は急冷しにくいので鋼が硬くなりません。この鋼の硬軟境界が刃文となります。

適切な温度 (190°C程度)で再加熱し、焼入れで生じたストレスを取り除き、粘り強さを回復させます。

【工程⑤】研磨

刃の切れ味をさらに良くするために、また美しさを際立たせるために、数種類の砥石を使い分けて丁寧に研磨していきます。

【工程⑥】銘入れ

刀の持ち手の部分の中心(なかご)に刀匠の名を入れます。銘を入れることで日本刀の完成となります。

体験では刀身の部分に、ご希望の文字を入れて頂けます。

日本刀づくり体験サービスプラン一覧

日本刀・短刀作り 3日間 500000円

工房にて、3日間かけて、刀匠の指導のもと、あなたオリジナルの日本刀(刀身20cm程)をつくります。
日本刀の歴史の説明を受けながら、全ての工程をご体験頂きます。
製作後日本刀は郵送にてお届け致します。

※開催場所:刀匠の工房(ホテルより1.5時間)

※火、木、土、日開催

※最小催行人数:1名

和式ナイフ+革鞘作り 1日間 75000円

工房にて、1日間かけて、刀匠の指導のもと、和式ナイフ(刀身12cm程)と刀身に合う革鞘をつくります。
日本刀の歴史の説明を受けながら、火造、焼鈍し、焼入れ、焼戻し、研ぎ、銘入れの工程を体験できます。
革鞘をご自身でつくらず、既製品でよい場合は、半日55000円にて承っております。
※開催場所:刀匠の工房(ホテルより1.5時間)

※火、木、土、日開催

※最小催行人数:1名

玉鋼による小刀作り 半日間 50000円 

工房にて、半日間かけて、刀匠の指導のもと、小刀(刀身8cm程)をつくります。
日本刀の歴史の説明を受けながら、火造、焼入れ、焼戻し、研ぎ、銘入れの工程を体験できます。
※開催場所:刀匠の工房(ホテルより1.5時間)

※火、木、土、日開催

※最小催行人数:1名